天候にも恵まれて、ようやく気温も快適な状態になってきたので、お城とおいしい食べ物を楽しみにゆっくり巡りたいと思います。
"イカ活き造りコース"を頼みましたが、さすがに新鮮なイカはとても美味しかったですし、イカ焼売や活き造りを食べた後のゲソの部分を天麩羅にしてもらうのですが、これらも美味しかったです。
このような立派な施設が無料で見学できるのは素晴らしいですね。
名護屋城跡の周りには、朝鮮出兵の為に多くの大名の陣屋跡があるのですが、その多くは立札だけで痕跡見れなかったり、私有地で見学できないものなので、数少ない見学できる陣屋跡と言えるでしょう。
木下延俊は、豊臣秀吉の正室おねの兄である木下家定の三男で、秀吉の信頼も厚く名護屋城の大手口近くに陣を構えました。石垣や石塁に囲まれた陣跡に御殿や茶室などを備えていたようです。
築城に際し、縄張りを黒田孝高、そして黒田長政、加藤清正、小西行長、寺沢広高らが普請奉行となり、九州の諸大名を中心に動員し、突貫工事で8か月後の文禄元年(1592)3月に完成し、その規模は当時の城郭では大坂城に次ぐ広壮なものだったそうです。
文禄・慶長の役の2度の朝鮮出兵が行われましたが、秀吉の没後、全軍撤収し名護屋城はその役割を終えました。
関ヶ原の戦い後、この地は寺沢広高の領地となり、広高は名護屋城を解体し、唐津城を築城しました。
名護屋城周辺の大名陣屋のなかでも最大級の陣屋で、山上の曲輪群と平地の居館部にわかれており、石垣で囲まれた内桝形の虎口などを見ることが出来ました。
