近年、アーチ部分の崩落の危険性が高まり、地震などに耐えれないということで補強工事などを行っていますが、もし崩落したら白浜のシンボルが無くなってしまいますね。
そのためか海女さんの海中ショーもなんだかちらっと海女さんがボートの下を通過しただけで終わり、海底も少し濁り気味で見にくい感じでしたが、それでも時折大きな魚が横切ったり、小さな魚の群れが見えたりで、そのたびに船内に歓声が上がってそこそこ楽しめました。
新第三紀層の砂岩からなる太平洋に面したスロープ状の岩盤で、柔らかい砂岩なので波の浸食を受けて現在のような複雑な地形を形成しています。
砂岩がとても柔らかいために簡単に削れることが災いして、心無い人々の落書きがかなりあり、とても残念な状態になっています。
三段壁の名前の由来は、魚の群れ(一説には鯨)を見つけるための監視場（見段・みだん)がこの崖の上にあり、これが転じて三段壁（見段壁→みだんぺき→三段壁→さんだんぺき)となったとの説が有力だそうです。
到着したころには、かなりの強風だったので打ち寄せる波がかなりの迫力でした。
この洞窟は源平合戦で知られる熊野水軍の舟隠し場の伝承が残る史跡でもあり、洞窟内部には史料に基づいて再現された番所小屋や弁財天、瀬戸鉛山鉱山採掘場跡があります。
水面近くから見上げる三段壁や洞窟内に打ち寄せる波はなかなかの迫力ものです。
こちらの宿は温泉に入れるのはもちろんですが、オーベルジュと名乗っているだけあって、夕食には創作フレンチのフルコース、朝食には和食と食事が素晴らしく、またスタッフの方のホスピタリティもよくて気持ちよく滞在できました。
